分譲マンションの選び方ガイド
海辺は塩害に注意
雰囲気の良い臨海部のマンションは塩害にも注意しましょう
リゾート気分も味わえるマンションとして臨海エリアの分譲マンションも人気です。ただし、こうした臨海エリアは潮風が吹くことになりますので、それに伴う塩害について配慮してあげる必要があります。もっとも完全に防御するのは不可能なのである程度の塩害被害は覚悟しておく必要があります。
失敗しない分譲マンションの選び方
海辺のロケーション・リゾートのマンションと塩害・潮風
海に近いマンションが近年人気のようです。ただし、そのイメージだけで物件を購入すると痛い目にあうことがあります。それは「塩害」による被害です。
塩害は金属やコンクリートなどが潮風に含まれている塩分によって腐食したり酸化したりする現象です。
海辺のロケーションにある人気のマンションも当然潮風に吹かれることになります。もちろん、そうしたマンションの設備には塩害を防止する特殊なコーディングなどがされている場合が多いでしょう。しかしながら、金属に傷が付いたりしたらそこから腐食が始まることもありますし、外においたエアコンの室外機は1年でさびてきたなんてケースも多いようです。
建物躯体自体も痛みやすく、非塩害地域と比較して修繕費も当然高額になりやすいです。
さらに、潮風は気持ちいいかもしれませんが、その臭いが洗濯物につくこともあります。窓をよく開けていれば室内にも潮風が入ってきますので家具・家電などの痛みも早くなるでしょう。また、駐車場にとめている自動車にも影響がでます。
もちろん、そうした塩害があることを承知の上で、リゾート気分のマンションがいいんだ！というのであれば全然問題ありません。ただし、塩害があるということを知らずに買うのは大きな問題となります。臨海部のマンションを購入する場合は塩害についてもしっかりと調べましょう。
なお、一般には海から1km以上離れれば大丈夫といわれますが、風の向きなどによってはそれよりも広範囲になることがあります。できればマンション予定地の周辺のマンションや建物などを見たりして確認しましょう。