分譲マンションの選び方ガイド

駅からの距離 / 分譲マンションの立地チェック

分譲マンションの場合、一部の例外を除いて駅からの徒歩距離が重要であるといえるでしょう。基本的な目安としては3分から10分程度。つまりバスなどの交通機関はもちろん、自転車などを使わなくても駅にまでいける距離ということになります。徒歩3分以上としているのは、あまりにも駅近だと商業地に近すぎて良好な住環境とはいえないためです。ここでは、主に、マンションの立地と駅の関係についてチェックすべき項目をピックアップしていきます。

失敗しない分譲マンションの選び方

駅近物件はリセールバリューが高い

まず、駅から徒歩数分のエリアにある物件はリセールバリューが高いです。つまり、将来売却するという場合には、駅から近いほど高値で再販できる可能性が高いということになります。
マンションは立地だけでなく、建物の構造や設備ももちろん重要ですが、立地という面も大きな三要素の一つになります。ぜひ、一戸建てではなく、分譲マンションという選択をするのであれば駅から近い物件を選ぶようにします。

駅からの距離と分譲マンション選びのチェックポイント

駅から目標のマンションまでの距離やそれに関連するチェックポイントを項目別に解説します。

重要度
項目 理由
駅から物件までの徒歩距離が3分以上10分未満

駅から3分以内の物件は多くの場合で商業地であるため、うるさすぎるケースがある(特に小さい子供がいる場合はあまりにも駅から近すぎる物件は避けたい)。逆に10分以上になると、駅までの距離が遠すぎて自転車などが必要になってしまう。
最低限で駅からマンションまで徒歩で歩ける距離にあること。

ちなみに、絶対に1度は自分の足で歩いて時間を計測すること。駅から徒歩○分という表記は単純に距離だけで計算されているので、道程にアップダウンがある場合はさらに時間がかかることになる。

その駅は人気路線であるかどうか?

人気路線の場合には、注目を集めやすく、特にブランド沿線と呼ばれる場所は他の地域の人からの需要もあるので、リセールバリューが高くなる。

急行電車の停車駅であるかどうか?

各駅停車駅よりはオフィス街や繁華街などへの交通アクセスも良いので価値が高くなる。ただし、繁華街やオフィス街に近い駅の場合は急行が停車しなくても繁華街・オフィス街へのアクセスは良好なのであまり関係ない場合がある。

複数の路線(沿線)の連絡駅であるかどうか?

複数の路線が連絡する駅はそれだけ高い利便性があることになり、色々な場所へのアクセスが良いことになる。ただし、そうした物件はその分、購入時の価格も高くなる。リセールバリューは落ちにくいものの、初期の投資額もどうしても大きくなってしまう。
それで無理して、駅から遠くに離れるくらいなら、1番目で指摘したように非連絡駅でも徒歩3分以上10分未満の物件のほうが良い。