分譲マンションの選び方ガイド

住戸内の間仕切り壁

住戸内の間仕切り壁は、一つの住戸内における部屋と部屋を区切る壁のことです。この仕切り壁は下地に石膏ボードを両側から張り、それにクロスを張っています。しかし、この石膏ボードの厚さによって遮音性能は大きく変わるのです。石膏ボードの厚さは9.5mmのものと12.5mmのものがあります。遮音性が高いのは12.5mmのものです。

失敗しない分譲マンションの選び方

間仕切り壁の使い方で住戸内の遮音性能が変わる

部屋と部屋の間には当然「間仕切り壁」がありますよね。この間仕切壁は叩いてもらうと分かるのですが、住戸と住戸の間にある壁とは違っています。この間仕切り壁についても遮音・防音が素材やつけ方によって大きく異なっています。
ここでは、この間仕切り壁の品質や施工からそのマンションのプライバシーに対する考え方が分かります。

間仕切り壁の石膏ボードの厚さ

通常間仕切り壁は中板に石膏ボードが両面から張り合わされて作られているのが一般的ですが、この石膏ボードの厚さがどのくらいかによって遮音性能が異なります。一般的なケースで、使われる石膏ボードの厚さは9.5mmのものと12.5mmのものがあります。もちろん、厚いもののほうが遮音性能は高まります。

間仕切り壁と二重床・二重天井

二重天井・二重床になっている住宅の場合、注意したいのは間仕切り壁が「床スラブ」と「天井スラブ」の両方にしっかりとついているかです。石膏ボードの厚さよりこっちの方が重要かもしれません。NGな例は二重床・二重天井のそれぞれ表面から間仕切り壁が付いている場合です。

前者の方法は遮音性が高く維持されますが、後者の場合は遮音性が落ちてしまいます。ただし、後者の方法のほうがコスト・期間が短縮できるのでマンションによっては後者の手法を使っている場合もあるのです。
見えないところですが、これだけでも防音や遮音に対するマンションディベロッパー側の考え方も分かるかと思います。