分譲マンションの選び方ガイド

出っ張った柱は面積に含まれ、デッドスペースになる

以外と知られていないのは間取り図に描かれている大きな柱です。この柱が居室内に出っ張っている構造のマンションも多く見かけます。例えば洋室6畳と書かれた間取り図に大きな柱が書かれている場合にはこの柱部分も面積に含まれており、実際には6畳ありません。さらに、柱が出っ張っている分デッドスペースが生まれやすいという問題があります。

失敗しない分譲マンションの選び方

柱の存在とデッドスペース

例えば、以下の間取りはサンプルですが、赤線で囲ったところをご覧下さい。

図では、リビングダイニングに対して柱がせり出しています。この場合、柱の存在によって、その左右のスペースが非常に使いづらくなっています。いわゆるデッドスペースができてしまうわけです。
さらに、この間取り図ではLD(リビングダイニング)として17.9畳と表示されていますが、この数字は、住戸内の柱部分も含めているのです。

上例の場合、もともとリビングが17.9畳と広いのであまり問題にはならないかもしれませんが、これがもし、左の例のように5畳の部屋だった場合は柱で1畳削られるだけでも大きなスペースの削減となってしまいます。さらに、柱により生じたデッドスペースにより居住性は大幅に悪くなります。

 

最近では、こうした柱を建物の外におくという「アウトフレーム工法」という方法が採用されるのが一般的です。また、仮に室内に柱がある場合であっても、室内を利用する上でのデッドスペースにならないかどうかをしっかりと確認するようにしましょう。